飛鳥アートヴィレッジ2017「ほどけたもの語りとの邂逅」
会期:2017年11月18日(土)〜11月26日(日)
会場:犬養万葉記念館
プログラム・コーディネーター:山中俊広(インディペンデント・キュレーター)
主催:「Creative飛鳥・未来への風」実行員会
出品作品「暮らしと様相」
素材:岩絵具、水干絵具、金箔、銀箔、木製パネル、木製枠(協力:松田建具)
明日香村で私は、かつて誰かが生活を送っていた空き家や、現在も生活を営まれている民家を数件取材した。
薄暗い室内には、煤や埃をかぶった家具や生活用品が置かれ、窓の外には今にものみ込まれそうなほど、鬱蒼と生い茂る草木が目に飛び込んだ。
誰かが生活の中で施した設え、家具や家財に残るひずみやしみは、そこにあった暮らしや、一個人の他愛も無いエピソードがいくつも刻まれているように感じた。
そこに住み、暮らしている人にしかわからないようなことを探るように、明日香村に点在していた「暮らし」とその「様相」をひとつずつ集め作品に落とし込んだ。
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