お知らせ
過去の展示個展 さんぽう の 窓 〜かかわりでつくる展覧会〜
滋賀県日野町にあるギャラリーつつむ・日野まちかど感応館内にて個展「さんぽう の 窓 〜かかわりでつくる展覧会〜 」を開催いたします。会期中には、トークイベントや日用品を取材するワークショップなど多数イベントも企画しておりますので、ぜひご参加ください。

日野のみなさん こんにちは
美術作家の藤野裕美子です。
「日野のみなさん」と言いましたが、この展覧会はどなたでもご来場いただけます。ではなぜ、日野のみなさんと呼びかけたのかと言うと、日野のみなさんには、特にご協力いただきたいことがあるからです。まずは私の自己紹介を。私はこれまで様々な地域を訪れ、古い家の中に残されている「日用品」を取材し、作品に描いてきました。許可をいただいて空家を取材したり、時には半壊した家の中から掘り起こしたモノたちを取り上げたりすることもありました。「日用品」を注意深く観察すると、色や形だけでなく、様々な情報を得ることができます。そのモノが使われていた土地のこと、時代背景、家の中の出来事、誰かの思い出…etc それは時に、戦時中のことであったり、遠い国のことであったりすることもありました。日野商人の生活圏であったギャラリーつつむの周辺は、古い屋敷や土蔵が残り、今もその場所で生活が続いています(ギャラリーつつむも、日野商人の行商の主力商品であった萬病感応丸、旧正野薬店の包装場でした)。 そんな日野の町で昨年から、少しずつ取材を始めています。この展覧会では、作品の展示だけではなく、ギャラリーを情報収集の場として開き、会期中に訪れてくださる日野のみなさんにご協力をいただきながら、古い「日用品」についての取材をおこないたいと思います。“取材“と言っても私は記者ではなく美術作家なので、みなさんとお話をしながら、絵を描いたり、記録を取ったりするだけです。取材の成果は今回の展示会場で随時公開し、今後の作品制作に活かします。
ぜひ、みなさんの家に残る「日用品」について、
お話を聞かせてくださいませんか?
【詳細】
個展 さんぽう の 窓 〜かかわりでつくる展覧会〜
会場:ギャラリーつつむ・日野まちかど感応館内(滋賀県蒲生郡日野町村井1284)
会期:2026年2月21日(土)~3月22日(日)
時間:10:00~17:00
休館日:3/9(月)、3/16(月)
主催:ギャラリーつつむ、日野観光協会
助成:アーツサポート関西(https://artssupport-kansai.or.jp)
ギャラリーつつむHP:https://tutumu.gallery
【Talk event】
「歴史・私・日野のひと」
2/21(土)
14:00~15:30
美術作家・藤野裕美子
近江日野商人ふるさと館・岡井健司
○展示作品について
○この展覧会、W.S.で藤野が何をしたいのか
○これまでの作品、取り組みについて
○日本近世史が専門で、町の歴史に詳しい岡井さんに、藤野が質問
【Workshop】
「日用品に訊く」
あなたの家に残る古い「日用品」についてお話を聞かせてください。
(例)お茶碗、湯呑み、道具、文具、置物、みやげ物、装身具など
2/28(土) 13:30~16:30
3/8(日) 13:30~16:30
3/21(土) 13:30~16:30
○上記日時のご都合の良い時間帯にお越しください。
○ギャラリーにお持ちいただくのは“手のひら“サイズのもの(大きなものは要相談)。
○できれば50年以上前のもの(必ずそうでなくても構いません)。
○使われていた時代のこと、使われていた時のエピソードなどをお聞かせください。
○ご自分でなく、ご先祖が使われていたものでもOKです。
○お一人、15~30分程度のお時間をいただきます。
【Pop-up food event】
「お店(たな)ゆき竹皮弁当」販売
3/21(土) 10:00~17:00(売切れ次第終了)
昨年惜しまれながらも拠点を日野から長野に移された、山本依味さん(元向町カフェ)。
展覧会に合わせて一日限りの特別な竹皮弁当を提供してもらいます。
素朴で美味しいお弁当と地元野菜をふんだんに使った温かい豚汁をセットでお楽しみください。
【Spin-off Workshop】
東近江市近江商人博物館にてワークショップ
詳細は博物館HPをご確認ください。
https://e-omi-muse.com/nakajiyujin/news_detail.html?id=892
【ギャラリーより】
美術作家である藤野裕美子は、滋賀県東近江市の出身です。2013年に京都精華大学大学院博士前期課程(日本画専攻)を修了したのち、現在は能登川にある共同アトリエSoilを拠点に活動を続けています。
藤野は、各地の廃屋に残されたモノや植物などを取材し、それらを日本画の技法で「あらゆる事物が混在し、それぞれの地点・時点が繋がり合うかのように」描きます。風化してしまったモノや崩れた家屋に生い茂る植物など、昔あったものと今あるものを等価値に鮮やかな色彩で描かれた作品は、過去と現在/知らない場所と今ここにいる場所がひとつに繋がっていく印象を想起させます。
今回は、これまでの作品を展示するとともに、日野町の住民に広く呼びかけてワークショップを開催し、古い日用品についての取材を行いながら、制作過程を随時公開いたします。Work in Progressと呼ばれるこの展示スタイルは、当ギャラリー初めての試みです。また藤野は、近江商人や女性、戦争といったテーマにフォーカスしながら、近江商人を輩出した日野をはじめとする湖東地域をフィールドに、これから長期にわたって取材を続け、作品を制作していく予定です。
「アート×日野の歴史」の化学反応で生まれる作品、ぜひご高覧ください。
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